人気ブログランキング | 話題のタグを見る

=== ローレライ ===

 第二次世界大戦の末期、3年間ブランクのあった将校(役所 広司)が、突然、特殊任務としての潜水艦の艦長の指令を受ける。
この将校は、軍上層部の特攻隊による攻撃に反対しており、そのことで軍上層部から疎んじられ3年間冷や飯を食わされていた。
特殊任務は、原爆投下の阻止である。この潜水艦は、ドイツから接収した高性能の潜水艦で、敵の駆逐艦からも「魔女」の名前でお恐れられている。
潜水艦の名前は「ローレライ」。
敵艦から、魚雷、機雷の投下を受けながらも、巧みにその下を掻い潜り、敵艦を撃沈させる活躍をするが、ある時、敵艦からの攻撃に十分に防御できない状態が発生し、「ローレライ」の脆さが暴露される。
=== ローレライ ===_c0023584_22165239.jpg

     (画像はhttp://www.507.jp/index.htmlより。)

 高性能の潜水艦は、実は一人の少女の予知能力に頼っていた。潜水艦のコントロールは一の少女が行っていたことが発覚する。少女の能力が限界を超えると潜水艦もダウンしてしまう。潜水艦に同乗していた軍属技師の将校はこのことを知っていたが、艦長には何も知らせていなかった。

 広島に原爆が投下され、軍上層部のある将校の反乱により、事前に計画を進めいてた潜水艦の乗組員が反乱を起こす。この潜水艦をアメリカに引渡し、それと同時に東京に原爆を落とす手助けをするのだと、反乱指揮者の技師が艦長を説得をする。銃を突きつけられている状態では、何も出来ない状態であった。潜水艦は浮上する。

 既に、潜水艦引渡しの話がアメリカ側に伝達されており、アメリカの駆逐艦隊が潜水艦拿捕のため周囲に続々と集まってくる。艦長は、そんなことはさせない、肉親、知人、大切なものを失っても良いのかと断固反対する。この時、謀反を起こした兵士が、謀反指揮者の軍属技師を銃で撃つ。ここで形勢が逆転する。
全員が、艦長の考え方に心を動かされ、反撃に移る。急速潜水し駆逐艦を攻撃し、何隻かを操行不能にする。しかし、投下された機雷で電気室がやられて動かなる。
そこに、敵の潜水艦が2基近づいてくる。ここで砲撃さえrたら一巻の終わり。その時、一人の新任将校(柳葉 敏郎)が水満たしの電気室に入り、感電しながら電気を復旧する。
電気が復旧されたことで攻撃態勢が整い、少女の能力によって、敵の潜水艦を魚雷で爆破する。敵の駆逐艦は「ローレライ」が爆破されたと思って警戒を緩める。新任将校は感電により命を落とす。

 少女が、東京に投下される予定の爆撃機の基地と時間を軍属技師の心から読み取り、基地に向かう。攻撃に際して、日本に戻りたい者は、無理して攻撃に参加することはないから遠慮なく申し出よととの艦長からの言葉に、かなりの乗組員が名乗り出る。
少女も下艦させて欲しいとの乗組員の言葉に、艦長は返事をしない。
彼女がいないと、高性能潜水艦としての機能が発揮できない。やはり彼女は特攻隊として、戦地に散るのか、艦長の言葉は偽りだったのか、一瞬誰もがそう思ったに違いない。
基地に近づくと、少女と少女の世話をしていた若い乗組員を、潜水艦の偵察用小型潜水艦に乗せ、若い兵士が攻撃に連れて行ってれと懇願するのを押し切って、潜水艦と接続されているケーブルを切り離す命令を出す。

 基地に近づき、原爆をつんでまさに飛びたった瞬間に、潜水艦が急速浮上し、爆撃機を砲撃で爆破する。原子爆弾は深い海のそこに沈んでいく。その後、この潜水艦の乗組員の行方は未だに分からない。
by mikannohanasakuok | 2005-04-03 21:28 | 映画・ドラマ・文化芸能