小学校で英語!?


 小学校から英語は必要、必要ないの議論がなされているが、前回投稿した「日本人は
何故英語ができないか?」の続きで、作家の逢坂  剛さんが読売新聞に投稿された記
事を紹介する。

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 文部科学省は小学校から英語を必修科目にしようと、画策している。
小さいときから学べば、おとなになってから巧みに英語を操るようになるだろう、という単純
な発想らしい。一見、まともにけっこうな計画のように思えるが、これに対して早くも反対の
声が上がっている。
 
 英語通訳の達人、鳥飼玖美子さんは新著「危うし!小学校英語」で、この方針をまっこう
から批判する。小学校の英語必修化は、国際ビジネスの発展を目指す経済界、産業界の
要請と、親の英語コンプレックス解消のためにすぎない、と一刀両断に切り捨てる。さらに、
いくら子供のときから勉強しても、英語が達者になるとは限らない、と断言する。英語の達
人が言うのだから、この論には説得がある。

 通訳にせよ翻訳にせよ、だいじなのは英語(に限らず)の語学力そのものではなく、むし
ろ日本語力なのである。最近、若者や子供があまり本を読まなくなり、日本語力が落ちて
いる。小学校で身につけるべきは、英語ではなく日本語力の力ではないか。お役人にはむ
しろ、日本語力を上げる国語のカリキュラムを、真剣に検討してもらいたい。

                     逢坂  剛   2006・7・23「読売新聞」より

 
 これについては「国家の品格」を書いた藤原正彦さんも著書の中で同様のことを言って
いる。ろくに日本語もしゃべれない人間が英語を覚えたところで、外国人のひんしゅくを買
うだけだと。

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by mikannohanasakuok | 2006-09-07 22:12 | その他 | Comments(0)