亀は本当に長寿か?


 今年6月、確認されている中では世界最高齢のソウガメ「ハリエット」が心臓発作を起こし、オーストラリアの動物園で死んだ。ガラパゴス諸島出身で、推定年齢は175~176歳だという。こんなに長生きな亀がいる理由として、何が考えられるだろう。

 まず新陳代謝の遅さ。つまり、生命を維持するための細胞内の反応がスローなのだ。代謝が遅ければ、例えば老化との関連が注目される活性酸素の生成も抑えられるはず。
また、ふつう細胞は分裂回数に限りがあるが、ガラパゴスゾウガメでは、その分裂回数の上限が約120回で、人間の倍もあるという報告がある。

 だが、爬虫類研究で知られる自然環境研究センターの千石正一研究主幹は、意外な事を言う。   
     
「亀が長寿というのは、一種の妄想ですよ」


千石さんが113種のカメについて、飼育下での生存記録を調べたところ、死亡時の平均年齢は15.4歳程度だったという。「たいていのカメは、数年で成熟して、十数年で死ぬ。ソウガメなどの一部の長寿記録は例外と見るべきでしょう」
ちょっぴり残念な真実と言うべきか。

2006・9・21「読売新聞」より


 亀を百科事典で引くと、最古の亀の化石は三畳紀末期のもので、現生種とあまり変わらない。現存は約230種、最大は甲長2m、体重600kgのオサガメ、最小は10cm以下のテラピン。
頭頸部の引っ込め方によって2郡に大別される。
曲頸部類は南半球に分布し、長い頸部を横に曲げて、背甲と腹甲の間に入れる。マタマタなどが知られているが、種類は少ない。
潜頸類は頸部を垂直方向にS字型に曲げ甲内に引っ込めるが、ウミガメ科では完全に引き込む事が出来ない。二次的に甲が特殊化したものにオサガメ、スッポン両科がある。

=ガラパゴスゾウガメに関しての知識は下記HP→「名前で選ぶ」→頭文字「カ」→「カメ」から=
動物図鑑

=オサガメに関しての知識は下記HP,INDEX→日本の亀→オサガメ科「オサガメ」から=
日本の鱗たち

[PR]
by mikannohanasakuok | 2006-09-21 20:45 | その他 | Comments(0)