消えゆく速記者


 国会議員の発言を記録する速記者を90年間育成してきた衆参両院の速記者養成所が来月閉鎖される。人員削減の波、録音した音声を自動的に文字に変換するシステムの導入・・・・。早ければ3年後に議場から速記者の姿が消える。地方議会は国会に先駆けてシステムの利用を始めているが、方言を正しく変換できないなどの問題も起きている。・・・・途中略・・・・。
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 国会議事録をつくる両院の速記者になるのは難関中の難関。許されるミスは2%以内といい、「毎年十数人いる入所者のうち2、3人は途中で脱落した」(柏原謙一郎・会議録データー管理室長)。
スピードも不可欠。テレビのアナウンサーは分速約320字だが「360字は取れないとプロとはいえない」(同)。一人10分間の受け持ちで次々と発言を記録し、5時間程度の委員会の速報版は1、2日で出来上がる。

 長い速記の歴史が転換を迫られたのは、行政改革や国会改革で人員削減を求められたから。両院は速記に変わる記録方法を検討。録音技術の向上を受け、衆院は2009年に速報版なら数時間で出来上がる音声認識システムへの移行を決めた。参院は08年に録音した音声をゆっくりと再生し、パソコンに直接入力する方式を検討する。
 国会で黙々と議員の発言を記録してきた速記者たち。速記廃止後は音声認識システムが文字化した発言記録をチェックする業務などに移ることになるという。・・・途中略・・・。
2006・11・6「日本経済新聞」より


 私の速記文字との出会いは、たまたま家にあったW式速記読本を手にしてから。B5版の全6巻で、1巻から3巻が基礎編、4巻から6巻が応用編となっている。本の厚さは1㌢・㍍ぐらい。パラパラっとめっくてみて面白いと思い、速記文字が出来るまでの理論的な解説とか、簡字(常用語?)、省略法などを読んでいくうちに興味と好奇心をかき立てられて、速記を勉強しだしたのが始まり。

 基本の文字を覚え、大学ノートで速記単語帳を作ったり、単語カードを作ったりした。本と大学ノートは大分前に処分してしまったが、単語カードは今でも残っている。手帳などにスケジュールやイベントを速記で書き、それを見た人から「それなに?速記?」と言われたりすると、低い鼻がちょっと高くなったりした。でも、速記って一日に3、4時間勉強しないと駄目らしいのだが、勉強不足と、独学の悲しさからか、速記なのに早くかけない状態であった。(独学でも、立派に勉強している人がいるのだから、これは言い訳)

 今でも簡単なメモ程度には使っているが、「消えゆく速記者」の記事を見てちょっと寂しくなった。速記が直ぐにはなくならないであろうが、職業として成り立たなくなれば趣味の域を出ず、技術的にも低下していくのではないか。ちょっと心配である。これを機に、速記を再び勉強しようかなと思ったりもした。

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by mikannohanasakuok | 2006-11-07 23:05 | その他 | Comments(0)