核燃料サイクル


 原子力発電所で使い終わったウラン燃料には、まだ核分裂していないウランと、ウランから変化したプルトニュムが約1%ずつ含まれる。これを化学処理し、ウランとプルトニュムを回収し、軽水炉や高高速増殖炉で燃料として再利用すること。天然ウランの消費を節約できる。
直接処分は使用済み燃料ををのまま地中に埋める。

 プルトニュムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料は本来、高速増殖炉の燃料に使い、核分裂しないウランを核分裂するプルトニュムに変えるためのものだ。資源少ない日本が半永久的に資源を確保できる可能性がある。しかし最近の原発のトラブルにより、核燃料サイクルやプルサマール計画が先送りされ、これまでに英仏に委託していた再処理などにより、日本にはすでに約40tのプルトニュムを保有している。

使用済み核燃料を再処理した場合としない場合の費用(1㌔・㍗時あたり)
                  =再処理=    = 直接処分=           
発電費用             5.2円      4.5~4.7円
 うち核燃料サイクル費用  1.6円      0.9~1.1円

政策変更に伴う費用      なし       0.9~1.5円
 
発電費用と政策変更     5.2円      5.4~6.2円
費用の合計

 1ヶ月に300㌔・㍗時の電力を消費する一般家庭の電気代に換算すると、再処理のほうが年間600~840円程度割高になる。
試算は2002~2060年度の59年間を対象とし、実質金利は2%と想定。再処理の場合、近く稼動予定の青森県六ヶ所村の再処理工場に加え、二つ目の再処理工場をどこかに建設する前提で計算した。
2004年「読売新聞」より

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by mikannohanasakuok | 2006-11-27 22:05 | エネルギー | Comments(0)