携帯電話、現在よりも50倍の高速通信が可能!


 騒音の中でも特定の音を聞き分ける脳のしくみを応用して、混じり合った携帯電話の電波を高精度に分離する技術を開発したと、理化学研究所のチームが12日、発表した。現在よりも50倍の高速通信が可能になるという。

 人間の脳は、人ごみやパーティーなど雑音であふれる環境でも、話し相手の声を聞き取る事ができる。両耳での音量差や声の特徴などを手掛かりに、脳が聞きたい声をふるい分けるからだ。理研の次世代移動体通信研究チームの梅野健チームリーダーらは、この仕組みを、携帯電話の通信技術に応用した。
 現在主流のCDMAと呼ばれる方式では、同じ周波数の電波を複数の携帯電話で共用している。それぞれの通話データーに識別用の符号をつけて各通話を分離しているが、この方法だと、通信スピードを更に上げることは難しい。

 梅野さんらは、ひとつの通話に対し、携帯電話と電波をやり取りする「基地局」を複数利用することで、通話を分離する効率を上げることに成功した。
 携帯電話の通信方式に採用されるには、国際機関で標準技術として認められることが必要で、2010年の採用を目指すという。
2006・12・13「読売新聞」より



=CDMAとは=
 【Code Division Multiple Access】の略。携帯電話などの無線通信に用いられる通信方式のひとつで、複数の送信者が同一の周波数を共有し、それぞれの音声信号に異なった符号を乗算して送信するもの。受信者は送信者に対応した符号を乗算することによって、受信者の音声信号のみを得ることができる。符号分割多重接続。
「はてなダイヤリー」より


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by mikannohanasakuok | 2006-12-13 22:35 | 技術 | Comments(0)