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赤信号で"停車〟は危険!


 「危険な場所」と「もっとも危険な場所」の二ヶ所しかないといわれるブラジル最大の都市サンパウロ。そんな町を夜間に運転すると気が付くことがある。車が赤信号をことごとく無視するのだ。「赤は『全力で行け!』さ」とドライバーも悪びれる風はない。

 実は、これは車上強盗を恐れての行動らしい。信号待ちをしている車に銃を突きつけて金品を出させたり、車ごと盗んだりする。統計によると同種の事件はサンパウロ州で2006年1月―9月に55,000件発生、05年の年間件数を超え、しかも全国的に広がっている。
 さらに、犯人がそのまま車に乗り込み、所持する銀行のキャッシュカードの暗証番号を脅かして聞き出し、数時間で一気に数箇所の銀行を回り大金を引き出させる「セクエストロ・ヘランパゴ」(稲妻誘惑)も、社会問題化している。
 当局も「安全上」の理由から信号無視には寛容だそうだ。
2007・1・27「日本経済新聞」より


こうしてみると、まだまだ日本は安全かな。
by mikannohanasakuok | 2007-01-29 13:03 | その他