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家庭における省エネ

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 エアコンは家庭における消費電力量の約4分の1を占めている。エアコンや冷蔵庫の使い方を見直そう。エアコンの消費電力が最大になるのは、つけた直後。つけたり消したりを繰り返すよりは、少し高めの温度設定にして長時間使うほうが、インバーターで出力調整をする現在の機種の場合は消費電力が少ない。除湿も、梅雨の時期などの気温がさほど上がらす湿度が高い天候に適した機能のため、気温が高い時期に使うと消費電力を増やしてしまう。

 エアコンと扇風機の併用も効果的だ。「東京電力 くらしのラボ」(東京・中央)によると、エアコンの設定温度を1度上げて扇風機を使うと、風があるので体感温度が下がり、消費電力は9%減る。自動的にフィルター掃除をする製品も増えてきたが、2週間に1度、掃除機でフィルターのほこりを除去すると冷却機能が落ちない。使わない時期は電源を切ることで待機時消費電力をカットできる。また、室外機まわりに物を置かない。

 冷蔵庫の場合、冷蔵庫の消費電力を左右する要因の一つは、設置場所にある。冷やすために熱を使うので、周囲にある程度放熱スペースが必要で、左右0.5~2㌢以上、上部5~30㌢以上程度のスペースの有無が消費電力量に影響してくる。コンセントまわりが汚れていないかにも注意が必要。

 あまりコストがかからずに省エネ製品に切り替えられるのが、照明だ。白熱電球と同じような色も選択できる電球型蛍光ランプは、消費電力が少なく寿命が長いなどのメリットがある。購入単価で見ると白熱電球より高いが、長期的なコストは安い。
2007.8.25「日本経済新聞」より

by mikannohanasakuok | 2007-08-29 20:39 | エネルギー