「超音波霧化分離技術」

c0023584_20424086.jpg

 ルコールが混ざった水は、水面の部分にアルコール分子が多く存在する。下から超音波を当てると、表面の部分が霧になる。これを回収すると、アルコール濃度が高い酒が得られる。アルコール濃縮に加熱の過程を経ないため、酒の風味が損なわれない。濃縮を繰り返せば、アルコール分を99%以上に高めることもできる。

 霧化には気化熱が必要ないので、火を使う従来の蒸留方法に比べ、消費エネルギーは3分の1で済む。超音波はメガネの汚れ落としや自動ドアの感知装置など、身近な場所で使われているが、長らく人類が頼ってきた蒸留技術にとって代わる日が来るかもしれない。

2008.5.26「読売新聞」より

[PR]
by mikannohanasakuok | 2008-05-26 20:53 | 技術 | Comments(0)